2007年8月6日月曜日

意味深く解散の違いを考察する

 
検索エンジングーグルで「解散」と検索すると衆議院解散がTOP表示される。私の解散清算サイトはどこにもない。ヤフーでは、スポンサーサイトに掲示される。当然である。お金を払っているからである。
 この衆議院解散の光景は不思議である。茂木さんの本「すべては脳からはじまる」にも書かれていたが、議長が「日本国憲法第7条により衆議院を解散する」と、宣言すると会場は一同「バンザイ!」の声で議場がうまる。なんで!!皆さん仕事を失うんですよ。仕事を失うことをこんなに喜ぶ人達なんて世界広しと言えども衆議院の議員さんたちだけではないのか?
  この風景を企業運営がうまくいかず解散清算しようとする人達からみればなんと思うのか?
 バンザイ→企業が破産することを俗に「バンザイする」とも言うが、衆議院の職がなくなり、この先選挙で一寸先は闇。当選できればいいが、運悪く落選でもしてしまえば、それこそ大変。だから「バンザイ」を前もってやっておけば、とりあえず気がおさまる。この当たりのことを茂木さんも書いているが、大脳辺縁系を中心にとする感情のシステムは、不確実性を好む。この選挙によって「どうなるのかわからない」という状況が、議員さんたちの脳を刺激し興奮させていると。
 でも企業経営者の解散はまったく逆であるような気がする。だれも喜ぶものはいない(一般的には)。だれもが気落ちしている。明日への扉をあける勇気すら見受けられない。同じ解散と言う文字・発音がこれほど違う状況を生み出すなんて。

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